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Nicki Minaj 『Pink Friday』

 2011-03-24
ピンク・フライデー

「ポップ過ぎる!」との呼び声高いこのアルバム。本当その通りで、ラッパーというよりは新たな形のポップ・スターの誕生を祝ったアルバムという雰囲気なので、Trey Songz「Bottoms Up」やKanye West「Monster」での客演時の、主役を乗っ取る形での力強くクレイジーなラップをたくさん期待していると肩透かしを食らう。シングルとなった「Check It Out (feat. will.i.am)」「Right Thru Me」「Your Love」を聞いてもらえば分かる通りに、キラキラとキャッチーなトラック上で控えめにラップし、Hookではバリバリに歌うものが多い。Rihanna客演の「Fly」なんかは歌謡曲テイストな気すらしてしまう保守的な曲だしね。とは言え、Eminem客演の「Roman's Revenge」、Kanye West客演の「Blazin」、次シングルとなりチャート上昇中の「Did It On'em」など、時折見せる(魅せる)攻撃的なフローや攻撃的な内容の曲も存在はしている。そのポップなキャッチーさとラッパーとしての攻撃力を両方兼ね備えた「Moment 4 Life (feat. Drake)」が、今のところ彼女にとって最も大きなクロスオーバー・ヒットとなっているのは納得できる。この曲がアルバムの方向性を完全に示していると言っても良いだろう。アルバム本編はひたすらに前向きに明るくポップなNatasha Bedingfield客演による「Last Chance」で終わり。全体を通して、個人的にあまり面白みは無いものの、まぁこの手のアーティストは少なかったしこれはこれでアリかな、という印象でした。要は事前にある固定概念がどうだったかが問題で、最初からポップなアルバムだと分かっていれば普通に受け入れられると思う。ジャケット写真やVideoを見る限りしっかりとしたキャラ設定もあるみたいだし、それが受け入れられてるんだからしばらくは安泰なのかな。

で、ですよ。ユニバーサルの回し者ではないけど、個人的にこのアルバムの真の本編は国内盤(もしくは輸入デラックス盤)ボーナス・トラックとなっている14曲目~19曲目の6曲だと思うんです。どれも素晴らしい。正式なデビューシングルとして発表し、大々的にプロモーションを行ったものの100位以内にすら入らず泣かず飛ばずだった「Massive Attack」(本アルバム未収録)的な面白さを感じるんです。事前シングルとしては「Massive Attack」が一番のツボだった自分には、彼女にはこのボーナス・トラックの様な曲を期待してたんです。Ester Deanも制作とコーラスに参加し、攻撃的なフローとアルバム中で群を抜いてキャッチーなHookが楽しめる、ひたすらキラキラポコポコな「Super Bass」は、ボーナストラックとして人気が高い為にVideoも製作され、近日解禁される様です。ちなみにTaylor SwiftやSelena Gomezもこの曲に合わせてラップしてました。サイレンとシャウトを多用し、奇妙で怪しいトラックを使ったうるさいくらいに賑やかな「Blow Ya Mind」、「♪むんむんむに~、むんむんむに~、むむむむむに~」の連呼が笑いを誘う「Muny」、Swizz Beatzプロデュースのアゲアゲトラックが気分を高揚させる「Wave Ya Hand」と「Catch Me」、エレクトロ・ロックバンドThe Big Pinkの「Dominos」をモロにサンプリングした「Girls Fall Like Dominoes」とどれも癖が強いものの粒揃いで聞いていて楽しい。というわけで、ボーナス・トラックを聞いて一気に印象が良くなったアルバムなのでした。もっとこういうのをやってくれ!



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